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特集 公文書のいろいろ~記録の方法はさまざまです~

開催期間 令和3年1月8日(金)から5月9日(日)まで
場 所 福岡共同公文書館 1階展示室

内容

【Web展示】
特集 公文書のいろいろ
   ~記録の方法はさまざまです~

さまざまな記録媒体 
 公文書の記録媒体は大半が「紙」です。しかし、時代の流れとともに「紙」以外の媒体で記録がなされるようになってきました。
 今回の特集では、福岡共同公文書館に所蔵されている「紙」以外の記録媒体をご紹介します。
 ※画像はクリックで拡大できます。

はじめに
今回は、「音声」「映像」「データ」、それぞれのちょっと懐かしい記録媒体の紹介をします。

「音声」
会議の内容を録音し「文字起こし(テープ起こし)」をして、会議録等を作成していました。また、市町村の周年行事等の一環としてイメージソング等を作成していました。
「映像」
時代とともに会議は音声だけでなく、映像でも記録されるようになりました。また、市町村の紹介を文字や写真だけでなく、映像で行うようになりました。
「データ」
以前は紙に手書きしていましたが、時代とともにタイプライター、ワードプロセッサ等の機器を使用して文書を作成するようになりました。
その後、小型コンピュータの普及に伴い、作成した記録は取り外し可能な記憶媒体に保存されるようになりました。フロッピーディスク、CD等から、現在では、大容量のデータが記録できるフラッシュメモリが主流になってきました。
記録媒体の変遷
レコード

田川市民の歌 知っていますか ふるさと
資料詳細
『田川市民の歌 知っていますかふるさと』
(田川市行政資料;2-4-0012644)

昭和63年、田川市の市制45周年を記念して製作された「田川市民の歌」が収録されたレコードです。
市制45周年記念式典の際には歌詞の朗読も行われました。

 "音声記録"を意味し、主に樹脂などでできた円盤に音楽や音声などの「振動」を刻み込み、記録したものです。

 トーマス・エジソンによりスズ箔(はく)円筒に音溝(おんこう)がつけられたのがはじまりで、のちに厚紙に蝋(ろう)を塗った蝋管式が登場します。平円盤型レコードは1887年、ドイツ出身のアメリカの発明家エミール・ベルリナーにより発明され、第一次大戦を境に蝋管式のものと交替しました。
 その後、電気吹込法の進歩によりSPレコードがスタンダートとなり、第二次大戦後はLPレコード・EPレコードが広く使用されるようになりました。
 1980年代以後は、カセットテープやコンパクトディスクにその地位を譲ることになりますが、現在でも、根強い人気があります。
カセットテープ(コンパクトカセット)

田川市民の歌 知っていますか ふるさと
資料詳細
『田川市民の歌 知っていますかふるさと』
(田川市行政資料;2-4-0012643)

「田川市民の歌」は、レコードのほかカセットテープにも収録されました。

 磁気テープメディアのひとつで、テープの送出用・巻取用の二つのリールを一つのケースに収めてカセットに入った状態で使用するものです。

 カセットテープの出現で、送出用リールから手作業でテープを引き出し、磁気ヘッドを経由して巻取用リールに装着するという、煩わしい作業が不要になり、カセットテープをテープレコーダーに挿入するだけで動作の準備が完了するという便利な方式になりました。
CD

小郡 七夕サンバ
資料詳細
『小郡 七夕サンバ』
(小郡市行政資料;2-4-0012646)

平成4年に、七夕の里・小郡をアピールするために小郡市が作成したイメージソング「小郡 七夕サンバ」が収録された8センチCDです。
翌年には、この曲の振り付け(踊り)もでき、現在も市民祭りや地域のお祭りなどで踊られています。
現在では12センチCDが主流となり、ほとんど見かけなくなってしまいましたが、1990年代にシングルCDとして多くのシェアを誇りました。

変わらない岡垣
資料詳細
『岡垣町イメージソング 変わらない岡垣(ふるさと)』
(岡垣町行政資料;2-4-0012647)

平成14年に、町制40周年を記念して作成された岡垣町のイメージソングが収録されている12センチCDです。
「まっすぐに未来を見つめたまちづくり」を目指し、子どもから大人まで気軽に口ずさめ、みんなで岡垣町を愛し、楽しく歌えるイメージソングを作ろうということで作成されました。

 Compact Discの略で、音声、音楽を記録したディスク(円盤)です。

 デジタル信号処理によって直径12cmまたは8cmのディスクに直径1μm(ミクロン)ほどの小孔(ビット)の有無及び長短という形で音を記録、これを半導体レーザーの光線によって解読し再生します。
 オーディオ機器のデジタル化によりCDプレーヤーとともに普及、従来のレコードに代わりオーディオ機器の主流となりました。
 現在では、コンピュータ用のデータなど、派生規格の普及により音楽以外のデジタル情報(画像や動画など)収録にも用いられています。
MD

MD
資料詳細
『(イメージソング関係)』
(福岡県公文書;1-1-0020625)

平成16年に福岡で開催された第19回国民文化祭「とびうめ国文祭」のイメージソング「人生号 Jinsei-Go!」が収録されています。これを歌ったのは、あのKIYOSHI(氷川きよし)氏です。

 Mini Discの略で、ソニーが1991年に発表し、翌年に製品化したデジタルオーディオの光学ディスク記録方式およびその媒体です。

 「コンパクトカセットに代わる、次世代の記録可能な音楽メディアをディスクで作りたい」という考えのもと、光磁気記録技術の採用により、繰り返し何度も録音可能な直径64mmの小型ディスクとしてMDは誕生しましたが、2020年現在、録音媒体としては主にフラシュメモリに取って代わられています。
オープンリール

オープンリール
資料詳細
『委員会議事録』
(築上町公文書;1-2-0032618)

昭和30年代後半、当時の椎田町議会の議事が録音されています。
今では、ICレコーダー等による録音が主流ですが、当時は、このようにオープンリールに録音するのが一般的でした。

 磁気テープメディアのひとつで、むき出しのテープを巻いたリールが単体で存在する形態です。1960年代、コンパクトカセットが普及するまでは、家庭内における簡易な録音機としてある程度普及していました。

 1980年代までは業務用として使用されていましたが、1990年代に入るとカセット式、カートリッジ式のテープメディアに置き換えられました。
 2000年代に差し掛かるころには、デジタル化が進み、音声や映像等はデジタルデータとして記録されるようになったため、現在ではほとんど使用されなくなっています。
ビデオカセット(コンパクトカセット)

VHS
資料詳細
『柳川市政懇談会(柳河地区) 5.18』
(柳川市公文書;1-2-0042088)

柳川市政懇談会の様子が映像として記録されています。
こちらは、VHS規格のビデオカセットです。

ベータマックス
資料詳細
『福間町ゴミ分別収集 R-1』
(福津市行政資料;2-4-0002296)

1998年に、当時の福間町で実施されたゴミ収集の様子が映像で記録されています。
こちらは、ベータマックス規格のビデオカセットです。

BETACAM
資料詳細
『第19回国民文化祭・ふくおか2004』
(福岡県公文書;1-1-0020621)

福岡で開催された第19回国民文化祭「とびうめ国文祭」の閉会式グランドフィナーレの様子が映像で記録されています。
こちらは、BETACAM規格のビデオカセットです。

 磁気テープメディアのひとつで、音声並びに画像を記録するものです。

 ソニーが開発したベータマックスという規格(1975年発売)が最初に広く一般家庭に普及しました。また、その発展系として、放送業界の標準となったBETACAM形式が登場しました。
 1970年代から80年代にかけては、ビデオテープの規格を巡って、ソニーのベータマックスと日本ビクターのVHSとの間で激しい規格競争がありました。(『ビデオ戦争』)
 ビデオ戦争はVHSに軍配が上がり、以降、VHSは2000年代にDVDが普及するまで映像記録媒体の主流であり続けました。
DVD

第19回国民文化祭・ふくおか2004
資料詳細
『第19回国民文化祭・ふくおか2004 とびうめ国文祭 映像記録』
(福岡県行政資料;2-4-0001402)

平成16年に福岡で開催された第19回国民文化祭「とびうめ国文祭」の様子が映像として記録されています。

 Degital Versatile Discの略で、デジタルデータの記録媒体である光ディスクのひとつです。

 媒体の形状や記録・読取方式はCDとほぼ同じですが、記録容量がCDに対してはるかに大きく、CDでは不可能だった長時間の映像の記録ができることが特徴です。
 家庭用のDVDプレーヤーは1996年に販売が開始され、現在では、映像記録の主要メディアに位置付けられています。
MO

MO
資料詳細
『200日前イベント』
(福岡県行政資料;2-4-0020548)

とびうめ国文祭の開催機運を高めるため、福岡ドーム(現:PayPayドーム)でのプロ野球公式戦とタイアップし、200日前イベントが開催されました。こちらのMOには当時の様子を撮影した写真データが保存されています。

 光磁気ディスク(Magneto-Optical disk(disc))の略で、赤色レーザー光と磁場を用いて再生を行う記録媒体のひとつです。

 着脱可能な記憶媒体で、一般的にパソコンで用いられる3.5インチタイプは、フロッピーディスク2枚分の厚さを持つプラスチックのカートリッジに収められており、記録面は指紋や傷などがつきにくく、耐久性にも優れていました。
 1985年に最初の光磁気ディスクメディア及びその対応製品が発売されましたが、フラッシュメモリの普及とともに2000年代で消滅したとされています。
フロッピーディスク

フロッピーディスク
資料詳細
『平成16年度あいさつ・表彰2』
(福岡県公文書;1-1-0020643)

とびうめ国文祭のパンフレットに掲載する、文化庁長官と知事のあいさつ文や写真のデータが保存されています。
今でこそ、パソコン間でのデータのやり取りはメールなどで簡単に行えますが、フロッピーディスクを使用してやり取りしていた時代もありました。

 着脱可能な記憶媒体で、ディスクの直径により、8インチ、5 1/4(5.25)インチ、3 1/2(3.5)インチの三種類が主に知られています。1969年に読み取り専用の8インチフロッピーディスクが生まれてから1990年代末にかけて、小型コンピュータのデータの記録に広く用いられました。

 その後、小型コンピュータの性能向上により、扱うデータの容量も増大したため、記録型光ディスクドライブがパソコンに標準搭載されるようになると、2000年代頃には徐々に廃れていきました。
 代替メディアとしては、CD・DVD・BD(Blu-ray)・USBメモリ・SDメモリーカード等があり、配布・保管などの役割を分けて普及しています。また、ネットワークの発達によって、物理的な媒体をデータ交換に使用すること自体が減少しています。

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