特集「国際交流都市 福岡」
開催期間 | 令和3年10月8日(金)~12月10日(金) |
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場 所 | 福岡共同公文書館 1階展示室 |
内容
【Web展示】
特集「国際交流都市 福岡」
福岡県は、かつて大宰府政庁(だざいふせいちょう)や鴻臚館(こうろかん)がおかれ、中国大陸や朝鮮半島との交流の窓口でした。天然の良港、博多湾を有するわが県は、長年、国際貿易基地として繁栄してきました。
近年では、九州の経済や文化、行政の中心としてアジア諸国・世界各地との交流を拡大していこうという動きが盛んになっています。都市間の友好提携、人的交流の推進、国際交流基盤の整備、大規模な国際会議の開催など、多彩な国際交流が進められています。
今回の特集展示では、我々が暮らす福岡県の「国際交流都市」として側面に着目し、これらにまつわる公文書や行政資料を紹介します。
特集展示については、展示資料の一部をWeb展示でご覧いただけるようになっています!
1 国際交流の基盤
「福岡~中国定期航空路」(福岡県公文書;1-1-0002285)
昭和54(1979)年12月に、福岡県と福岡市が国に提出した要望書。日中定期航路をめぐり福岡県と長崎県で誘致合戦を行いましたが、この時は長崎が誘致することになりました。
福岡県と中国との定期航路が開設されたのは昭和62(1987)年になってからです。
「福岡県の国際化の現状〔データブック〕」(行政資料;2-4-0016624)
2020年1月現在の福岡県の国際線路線図。福岡空港は、9の国と地域・22都市と、北九州空港は、3の国と地域・4都市と結ばれています。
※ただし、新型コロナウイルスの影響により、国際線の多くが運休となっています。
2 国際化
「国際交流推進のための計画事業概要 1991~1995」
(行政資料;2-1-0012190)
福岡県では、平成2(1990)年6月に国際化推進の基本方針として『福岡県国際交流推進大綱』を策定しました。この大綱に基づき策定された『福岡県21世紀へのプラン 第2次計画』と整合性を持たせながら、国際化関連事業のより一層の推進を図るために作成された事業概要です。
「福岡県国際化推進プラン」(行政資料;2-1-0006625)
『福岡県21世紀プラン』(昭和61(1986)年)策定以来、国際化を推進してきた福岡県は、平成9(1997)年度に”世界と共に創る新たな21世紀~アジアの交流拠点ふくおかの実現~”を基本目標とする『福岡県国際化推進プラン』を策定しました。
3 国際交流事業
「福岡県の国際化の現状〔データブック〕」(行政資料;2-4-0016624)
2020年4月現在で、福岡県及び県内市町村が提携している姉妹友好等の状況。
「昭和54年度 日中友好の船訪日歓迎関係事績綴書」(飯塚市公文書;1-2-0014144)
昭和54年5月9日~6月5日に日本を訪問した「日中友好の船」を迎えるにあたり、福岡県では「日中友好の船福岡県歓迎委員会」を構成し、参観先として飯塚市に受け入れを依頼しました。
「韓国(谷城郡・光州市)交換交流関係文書」(みやこ町公文書;1-2-0022643)
旧豊津町(現在のみやこ町)と韓国谷城群・光州市との国際交流の事績。平成8(1996)年から交流を続けており、平成15(2003)年度はバレーボールを通して交流を行いました。
4 多言語で対応
「FUKUOKA ESCORT GUIDE MAP」(英語・中国語・韓国語)
(行政資料;2-4-0011184)
「ぶらたがわ」(日本語・英語・中国語)
(行政資料;2-4-0013842・2-4-0013828・2-4-0013829)
「暮らしの便利帳 多文化共生ガイドブック」(英語版・中国語版・韓国語版)
(行政資料;2-2-0000986・2-2-0000987・2-2-0000988)
訪日外国人観光客や福岡県内で暮らす海外の方向けに、多くの自治体が4か国語(日本語・英語・中国語・韓国語)で印刷物や案内板を作成し、誰もが不安なく旅行や生活を送れるよう配慮しています。