平成30年7月28日(土)、講演会「報じられた西南戦争―新聞・実録・錦絵―」を開催しました。
講師の生住昌大さんは、現在、北九州市立大学准教授として日本近代文学を専門とし、西南戦争期の出版文化研究にご注力されています。
今回は、当館で開催中の明治150年企画展「西南戦争―かけめぐる情報―」に合わせて、西南戦争が一般市民にどのように「報じられた」のか、当時作られた新聞、実録、錦絵をもとに説明していただきました。
講演では、当時の新聞に掲載された西南戦争に関する記事がどのような取材で書かれていたのかということや、新聞報道をもとに多様な実録が刊行されたことを紹介していただきました。また、史実とは異なる内容が描かれたと言われている錦絵の内容も丁寧に検証し、錦絵の資料としての価値と魅力についてもお話しいただきました。
参加者からは「とても楽しく勉強になった」、「西南戦争の違った側面から当時の話を聞いて面白かった」といったご意見が寄せられました。
会場には118名の方にお越しいただきました。誠にありがとうございました。