令和3年度第1回企画展「福岡県政150年 第2部アジアのなかの福岡へ」が
8月3日(火)から始まりました。
昨年度は、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、夏・冬の企画展を見送ったため、
夏季としては2年ぶりの企画展開催ということになります。
今回のテーマは、ずばり「福岡県政」です。
というのも、今年は明治の廃藩置県から数えて150年目に当たるので、
福岡県の150年をふり返ろう、というのが企画展のテーマです。
とはいっても、150年の間にはたくさんの出来事があり、
とてもとても当館の展示室にはおさめきれません。
そこで今回は、九州歴史資料館と共に、2部構成で開催することになりました。
明治から太平洋戦争終了直後(公選知事誕生まで)を九州歴史資料館が、
終戦後(公選知事誕生から)から現在までを福岡共同公文書館が、
それぞれ展示をいたします。
2館通してご覧いただくと、福岡県政150年の流れがよくわかると思いますので、
ぜひ合わせてご観覧ください。
(左が九州歴史資料館、右が福岡共同公文書館の展示ポスター)
さて。
福岡共同公文書館で開催する「福岡県政150年~第2部アジアのなかの福岡へ~」について
少しご紹介させてください。
「県政」と聞くと、ちょっとわかりにくそう、とか、
身近なテーマじゃないから、興味が持てない、
と思われる方もいらっしゃるのではないかな、と思います。
でも、私たちの暮らしの困ったことや、もう少しこうなるといいのにな、
ということを解決していくのが行政の役割なので、暮らしに密着したテーマがたくさんあります。
「災害」「雇用」「交通」「環境」「教育」などなど。
(山陽新幹線博多延伸に関する展示)
(農産物のブランド化やスペースワールド、ネイブルランド建設計画に関する展示)
(新旧 県庁舎に関する展示)
終戦後から今日までの75年、県内ではどのような問題が起こり、
福岡県や関係市町村はどのようにそれに対応していったのか、
未来にどのような目標をたてて進んできたのか、を知っていただくのが今回の企画展です。
「あのダムってどうして作られたの?」
「地下鉄っていつ開通したの?」
「福岡っていつごろから人口が増えたの?」
そうした「?」にちょっとでも答えが見つかったら、うれしいです。
また、エントランスでは、
県と県内市町村の役場や町の風景の「いま」と「昔」をふり返る写真展
「なつかしの写真展~あの日のふくおか~」を開催しています。
市町村へ呼びかけをして、寄せていただいた写真たちを、市町村ごとに展示しています。
現在住んでいる町、学生時代に住んでいた町、親せきやお友達が住んでいる町、
そんな町の懐かしい風景を見に来ませんか?
(県・市町村の「役場」が一堂に会しています!いろんなデザインがあって楽しいです)
企画展、写真展は、8月3日(火)~9月26日(日)まで開催中です。
コロナ禍ではございますが、福岡共同公文書館では、感染防止対策に力を入れ、
皆様のご来館をお待ちしております!