新緑の季節は足早に去り、九州北部地方は先日梅雨入りしました。
平年より8日、梅雨入りの遅かった昨年より23日も早い梅雨入りです。
5月に梅雨入りするのは、5年ぶりだそうです。
昨年7月、梅雨明け間近の福岡県に大きな災害が起こりました。
九州北部豪雨です。この災害は、朝倉市、東峰村を中心として、
各地に大きな爪痕を残しました。
もうすぐ一年が経とうとしていますが、
現在も復旧に向けて頑張っている方々がいらっしゃいます。
福岡共同公文書館が開館した平成24年にも、筑後地域を中心とした豪雨災害がありました。
被災地域では記録誌を作成して、この災害の記録を残しました。
「災害は忘れたころにやってくる」といいますが、だとすれば、
あの日あの時の記録を残して、いつまでも忘れないようにしておくことは、
大切なことではないでしょうか。
梅雨に突入したいま、平成24年豪雨災害記録誌、
平成29年の災害を記録した広報紙を読み返し、
防災への意識を新たにしたいと思います。
平成24年7月に発生した豪雨災害の経緯、被害についての記録誌。
左から、
「平成24年7月うきは市の災害記録 九州北部豪雨Document」(H26.3、うきは市)、
「平成24年7月九州北部豪雨災害記録誌」(H26.3、うきは市)、
「平成24年九州北部豪雨による7.14災害の記録」(H25.3、柳川市)、
「7.14笠原 写真記録集」(H25.7 夢かさはら自治運営協議会)
*いずれも、当館閲覧室にてご覧いただけます。