福岡共同公文書館は、いかつい外観のせいなのか、
謙虚な看板のせいなのか、
お客さまがわんさか押し寄せる、という日は滅多にありません。
そのために、内部は、常に静かで落ち着いた、オトナの空間となっております。
本日は、そんな当館の閲覧室をご紹介します。
正面玄関を入ってまっすぐ進んでいただくと、透明ガラスの奥に、
何やら書棚の並んだお部屋が見ていただけると思います。
閲覧室です。
↑閲覧室。明るくて気持ちの良い空間です。
カウンターを挟んで、職員が仕事をする事務室と同じ空間にあります。
時々、自動ドア越しに、閲覧室をのぞき込むお客さまと目が合ったりすると、
恥ずかしそうに目をそらして帰って行かれることがあります。
その背中に「ご自由に入れますよ~!」とお声がけしたくなるのですが、
今後は、さりげなく、なにげなく、お客さまの入りやすい雰囲気づくりに
つとめていかなければなりません。
↑資料検索用端末
さて。
閲覧室は、どなたでもご利用できます。
明るくて、静かで、きれいです。
置いているのは、福岡県および県内の市町村が作成した刊行物です。
いわゆる「行政資料」です。
↑うちの行政資料たち。 …。…ば、映(ば)えない。
でも行政活動の大切な記録なんです。
↑全国の公文書館の紀要なども集めています。勉強になります!
↑自治体史コーナー(一部)。鋭意収集中!
身近な行政資料には、「広報紙」、「自治体史」、「年報」などがあります。
当館の特徴(=共同公文書館)として、県内すべての自治体の資料が集まっていますので、
それぞれを比較検討することが可能です。
広報紙は、そうした特徴をよく表しています。
↑広報紙コーナー。裏側にも並べています。全61紙完備。
そもそも、よそのまちの広報紙を手にとり、じっくり見る機会などあまり無いと思います。
当館では県内の広報紙がいっぺんに見られます。
昨年の夏の企画展でもとりあげましたが、
広報紙は一紙一紙が個性的で、表紙だけ並べて見ても、本当に面白いです。
おしゃれなタウン誌的なものから、質実剛健的なものまで、実にさまざまです。
また、紙面のつくりも、自治体ごとのカラーがあって、読みごたえがあります。
・・・あ。今週、あのまちで面白そうなイベントがあるぞ!
・・・へえ、このまちにはこんな歴史があるのかあ。
有名タウン誌より、ディープで細かい情報が満載なのが広報紙です。
そのまちのことを知るには、まず広報紙から。
ぜひ、見に来てください!待っとるけんね!
↑受付カウンターです。利用に関する申請、ご相談をお受けしています。
資料を見つけるお手伝いもいたします。お気軽におたずねください!(^^)!