企画展「学校給食ヒストリー」の関連イベントとして、講演会を開催いたします。
講師は、日本経済大学の竹川克幸先生。
竹川先生は、福岡県内の食文化や、筑前地方の鶏肉・鶏卵の食文化史研究の第一人者で、
テレビやラジオでのコメントされることもあり、今回も楽しいお話を聞かせてくださると思います。
(今朝のNHKアサイチ(福岡の鶏料理特集)でも、パネルでご出演されていましたよ!!)
タイトルは、
「記録・文献史料にみる福岡県の食文化誌
~福岡の鶏肉・鶏卵の食文化を中心に~」
です。
食文化といえば、
わたしの祖母の家は長崎県の「東彼杵(ひがしそのぎ)」という町にありまして、
この町は古くから鯨肉の流通拠点として栄えた町です。
くじらはスーパーで普通に販売されていて、お正月やお盆などで親戚が集まると、
鉢盛には、赤身やおばいけ、百尋(ひゃくひろ)など、さまざまな部位が並び、皆で舌鼓をうったものです。
普段も、肉じゃがのお肉のかわりにくじらを入れたり、湯かけくじらなどは、よく食卓に並びました。
子どものころは、全国の家庭で普通にくじらを食べていると思っていたので、
そうではない、と知った時は結構ショックでした。
地域の歴史が独自の食文化を生み、郷土料理として定着していくわけですが、
その流れを逆にたどることはとても興味深いと思います。
福岡県も、各地域で独自の食文化が残っています。
自分たちが当たり前だと思って食べている料理のルーツはなんなのか、
地域の歴史との関わりを知ることで、その料理に対する見方が変わるかもしれません。
今回の講演会は、そうしたことを考えるきっかけになると思います。
「記録・文献史料にみる福岡県の食文化誌
~福岡の鶏肉・鶏卵の食文化を中心に~」
とき:7月27日(土)午後2時~4時(受付 午後1時30分~)
ところ:福岡共同公文書館 2階研修室
定員:80名(事前申し込み・先着順)
申込先・お問い合わせ:福岡共同公文書館(092-919-6166)
ぜひ、ふるってご参加ください。