今回は久留米市(くるめし)の紹介です。
◆久留米市の概要◆

久留米市は福岡県の南西部、筑後平野のほぼ中央に位置しており、市域は東西約33キロメートル、南北約16キロメートルの東西に長い形状です。
北東部から西部にかけて筑後川(ちくごがわ)が市内を貫流し、その南側に鷹取山(たかとりやま)、発心山(ほっしんざん)、耳納山(みのうさん)、高良山(こうらさん)などの山々が連なり、耳納連山(みのうれんざん)と通称されています。
市の面積は229.96平方キロメートルで県内第5位の広さ、人口30万人弱(令和8年1月1日現在、299,046人)で、福岡市、北九州市に次いで県内第3位の人口規模となっています。
また2008(平成20)年4月1日、本来は都道府県が持つ事務権限の一部を委譲される「中核市(ちゅうかくし)」の指定を国から受け、地域行政の充実と市民サービスの向上が図られています。
交通面では、市内を5本の国道(3号、209号、210号、264号、322号)と九州自動車道が通り、大分自動車道、長崎自動車道に接続する鳥栖ジャンクションにも近く、鉄道路線もJR3路線(九州新幹線、鹿児島本線、久大本線)と、西日本鉄道2路線(天神大牟田線、甘木線)が走るなど、交通の要衝となっています。
◆久留米市の誕生と歴史◆
久留米市は、福岡市とともに県内で最初に市制を施行した歴史のある街です。以下にその概略を紹介します。
●1889(明治22)年4月1日 市制・町村制の施行にともない、福岡県内には福岡市と久留米市の2市が誕生しました。

▲『福岡県公報(No,100)』(1-1-0042312)
同年7月には筑後川に大洪水が発生し、1921(大正10)年、1953(昭和28)年の洪水とともに「筑後川三大洪水」と呼ばれるほど甚大な被害をもたらしました。

※ 明治23年度の筑後川治水工事費の台帳です。
▲『明治23年度筑後川沿水工費現金受払簿』(1-1-0015161)
▲『明治23年度筑後川沿水工費内訳簿』(1-1-0015162)
▲『明治23年度筑後川沿水工費現金受払簿』(1-1-0015161)

※ 昭和28年7月20日発行の広報紙に掲載された洪水の記事です。
▲『市政くるめ〈縮刷版Ⅰ〉』(2-2-0002058)
●1989(平成元)年 市制施行100周年を迎えました。

▲『市政くるめ 第746-817号』(2-2-0002061)
市制100周年記念事業として『世界つつじまつり ’89くるめ』を開催しました。

▲『世界つつじまつり推進事業 1』(1-1-0002885)
●2005(平成17)年 久留米市は周辺の4町と合併し、新しい久留米市が誕生しました。そこでクイズです。
(Q1)次の①~④のマークは久留米市と合併した4町の町章です。どこの町かお分かりですか。
①
➁
③
④
(Q2)以下の文書に見える村々は、1954(昭和29)年に合併して(Q1)の4町のうちの1つに統合しました。さて、どの町でしょう。
A
B
C
D
E
▲A:『水分 歳出簿 S22(昭和二十二年度歳出簿)』(1-2-0027173)
▲B:『筑陽村 歳出簿(S28)(昭和廿八年度 歳出簿 二巻)』(1-2-0027127)
▲C:『水縄社寺事蹟(T6~T10)』(1-2-0027147)
▲D:『竹野 歳入簿 S24(昭和二十四年度 歳入簿)』(1-2-0027204)
▲E:『船越 歳出簿 S14(昭和十四年度 歳出簿)』(1-2-0027155)
(Q1、Q2の答えはブログの末尾で紹介しています。)
●2011(平成23)年 九州新幹線が全線で営業を開始しました。それに合わせて久留米駅とその周辺施設も、新幹線停車駅にふさわしい装いとなりました。

▲『広報くるめ 第1250-1297号』(2-2-0002069)
●2019(平成31)年 市制130周年を迎えました。

▲『広報くるめ 2019年度』(2-4-0012197)
●最後にクイズの答えです
Q1 ①三潴町(みずままち) ➁田主丸町(たぬしまるまち)
③北野町(きたのまち) ④城島町(じょうじままち)
Q2 ➁田主丸町
お分かりになりましたか。
次回の「公文書でめぐる ふるさと福岡」もお楽しみに!