福岡公文書館ブログ

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  • 2021年7月27日

    公文書でめぐる ふるさと福岡 ~篠栗町~

    毎日暑い日が続いて、季節はすっかり夏ですね。学校は夏休みに入り、ただいま、オリンピックが開催中です。

    さて、今回は「公文書でめぐる ふるさと福岡」で、「篠栗(ささぐり)町」を紹介します。

    篠栗町は、1955(昭和30)年4月1日 に 篠栗町と勢門(せと)村が対等合併し、新町制による篠栗町が発足しました。

    「新町建設計画書 粕屋郡篠栗町」(1-1-0039366)

    福岡市内から東に約12キロメートルのところに位置しており、車は都市高速道路を使用すれば福岡市内まで20分、町の東西を走るJR篠栗線(福北ゆたか線)の快速を利用すれば博多駅まで15分の距離にあり、バスなどの公共交通機関もあります。

    町の面積は38.93平方キロメートルです。東西約8キロメートル、南北約7キロメートルで、鉾立(ほこたて)山・八木(やき)山・若杉(わかすぎ)山の峰々に囲まれた緑豊かな町で、中央には多々良(たたら)川が東西に流れ、その周囲に平地が開けています。

    町の総面積の約7割に山林が広がり、ウォーキングコースやキャンプ場などのレクリエーション施設や、180年の歴史を持つ篠栗四国八十八箇所霊場に結びつきのある歴史的な遺産や施設などが数多く点在しています。

     

    篠栗四国八十八箇所霊場(ささぐりしこくはちじゅうはちかしょれいじょう)

    空海(弘法大師)を拝する88か所の霊場の総称で、篠栗八十八箇所または単に篠栗霊場とも呼ばれています。小豆島(しょうどしま)八十八箇所、知多(ちた)四国霊場と共に、「日本三大新四国霊場」に数えられることもあります。町内各地に寺があり、中でも1番札所の南蔵院(なんぞういん)は青銅製のものとしては世界最大の釈迦涅槃像(しゃかねはんぞう)で知られており、多くの観光客が訪れています。

    篠栗町の町章

    篠栗町の「さ」を図案化して、明るく住みよい調和のある町をシンボライズしたもので、中心から四方に広がりゆく発展の意味を含んでいます。三つの三角頂点は若杉山を中心として鉾立山、米の山を表しています。

     

    公文書の電子的管理
    篠栗町では、平成27年度から公文書の本格的な電子的管理を県内自治体のなかで最初に導入しています。
    現在ほとんどの自治体ではパソコンで作成した公文書の多くが紙に印刷され、それを原本として保存されていきますが、パソコンで作成した文書そのものを原本として、紙を使わずに保存などを行うことを原則とすることを「公文書の電子的管理」といいます。
    篠栗町では、電子的管理を導入したことで、ペーパーレス化による経費の節減は元より、文書事務効率の向上、特に100%の電子決裁により事務処理のスピードが格段に上がり効率化が図られています。
    議会においてもタブレット端末により議会運営の効率化とペーパーレス化が図られています。また、住民サービスが様々な申請等において今年の4月から印鑑の押印が不要となったことで電子申請ができる環境を整え、篠栗町全体のデジタル化が進んでいます。
    他の自治体からの視察も数多くあるようで、先進的なシステムとして注目されています。

    次回の「公文書でめぐる ふるさと福岡」もお楽しみに!

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