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    公文書でめぐるふるさと福岡 ~八女市~

     八女(やめ)市は福岡県の南部、福岡市から南へ約50キロメートルに位置し、北は久留米(くるめ)市、広川(ひろかわ)町、西は筑後(ちくご)市、南は熊本県、東は大分県に接しています。面積は482.44平方キロメートルで、総面積県内2位です。中南部は平野、北東部は森林で占められている中核都市で、市の中央部を国道3号線が南北に、国道442号が東西に走り、西端には九州縦貫自動車道が通じ、八女インターチェンジがあります。

    『日本書紀』にある、「この地方に女神あり、その名を八女津媛(やめつひめ)といい、常に山中にある」という一節が、八女という地名の由来と言われています。岩戸山(いわとやま)古墳をはじめ多くの古墳が広がり、はるか昔から人々は豊かに暮らしていました。江戸時代には八女地方の物産集積地として、政治・文化などの中心地として栄え、現在も手すき和紙・仏壇・提灯などの伝統工芸品や茶・電照菊・椎茸などの農産物も豊富です。

    【沿革】

     1871(明治4)年、廃藩置県により、久留米県を経て三潴(みずま)県となり、その後、1876(明治9)年、福岡県になりました。1896(明治29)年、福島(ふくしま)町を中心に八女郡が形成され、1951(昭和26)年、地域住民の強い要望により、福島町・長峰(ながみね)村・三河(さんごう)村・八幡(やはた)村・上妻(こうづま)村が合併して、福島町の町域は拡大し、さらに1954(昭和29)年、周辺の川崎(かわさき)村・忠見(ただみ)村・岡山(おかやま)村(一部を除く)が編入し、八女市が誕生しました。

    【市名が「八女市」に決まるまで】

     1954(昭和29)年4月、八女郡福島町に川崎村・忠見村・岡山村(一部)が編入し、市制施行を行い「八女市」が誕生しました。

     合併及び市制施行にあたり「市名」をどうするか問題となり、1954(昭和29)年3月12日付の書類には市名を「福島市」として県に提出しました。しかし、福島県の福島市と同じになるため、「筑後福島市」と改めて新市建設計画書は作成されていますが、隣接する八女郡羽犬塚(はいぬづか)町が八女郡水田(みずた)村・古川(ふるかわ)村と合併し「筑後(ちくご)市」が発足することになること、市名として字画が多すぎるなどの意見がでたため再検討した結果、旧福島町住民から反対意見が出ましたが、合併協議会執行部や有識者の説得により「八女市」として発足することになりました。

    はじめは「福島市」で提出
    「市制町制施行(昭和27年度~昭和29年度)(1-1-0024643)」
    福島県の「福島市」と同じになるので「筑後福島市」に変更
    「市制町制施行(昭和27年度~昭和29年度)(1-1-0024643)」

    「筑後福島市」に対して反対意見が出たため、再検討の結果「八女市」に変更
    「市制町制施行(昭和27年度~昭和29年度)(1-1-0024643)」

    【平成の合併で編入した町・村】

     平成の合併により、2006(平成18)年10月1日に上陽じょうよう町、2010(平成22)年2月1日に黒木くろき町、立花たちばな町、星野ほしの村、矢部やべ村が編入し、現在の八女市となりました。

    「ありがとう上陽町 上陽町閉庁記念誌(1-2-0001425)」

     

    「合併協議会経過(黒木町・立花町閉町記念誌(1-1-0031865)」
    「合併協議経過(矢部村・星野村閉村記念誌)(1-1-0031864)」

    【八女と水害】

    「昭和28年八女郡水害誌(1-2-0001405)」

    1953(昭和28)年6月、福岡県南部の豪雨により矢部川は大洪水が起き、各地で橋の流出やダムの決壊、道路の寸断などが起こりました。旧八女郡の被害は死者27名、全壊・流出家屋154戸にもおよび、社会生活に大きな痛手を与えました。

    「八女市制施行60周年・合併5周年記念誌 八女60の願い(2-4-0001844)」

    2012(平成24)年7月、北部九州を中心に発生した集中豪雨は、観測史上最大の降雨量を記録しました。八女市でも急激記録的豪雨となり、黒木町、上陽町、立花町、星野村を中心に大きな被害をもたらしました。

    そして、今年(2023年)も、7月に大雨により、上陽町を中心に各地で災害が発生しました。

    現在も、一刻も早い復旧・復興に取り組んでいるそうです。

    「広報 八女(2-4-0021427)」
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