皆さまご存じの通り、10月1日に那珂川町が市制施行し、
那珂川市が誕生しました。
これで福岡県内の市町村の内訳は、29の市と29の町と2の村となりました。
と同時に、筑紫郡が無くなりました。
筑紫郡は、明治29年(1896)の郡制施行時に、御笠郡、那珂郡、席田郡の区域をもって発足しました。
発足当初は、2町20村が属していました。
大正15年(1926)に郡役所が廃止され、郡は単なる地域区分の名称となりました。
昭和47年(1972)に筑紫郡に属していた5町のうち、筑紫野町、春日町、大野町が市制施行し、
昭和58年(1983)に太宰府町が市制施行して、筑紫郡に属する町は那珂川町だけになっていました。
そして今回、那珂川町が市制施行したため、筑紫郡に属する町が無くなり、筑紫郡が消滅した、
というわけです。単なる地域区分なので、無くなるからどうということもないのですが、
市の誕生の陰でそっと姿を消す、というのがちょっぴり切なくもあります。
当館でも、那珂川市の誕生に合わせて、掲示物や見出しの変更をしました。
エントランスのパネルや…
閲覧室の棚の表示も…
「那珂川町」から「那珂川市」へ変更しました。
そして、当館にやって来た那珂川市作成の資料第1号は、「広報なかがわ」でした。
「広報なかがわ」10月号の裏には「発行・那珂川市」の表記が!
「広報なかがわ」を含む、県内自治体の広報紙は、当館閲覧室に置いています!