8月30日(金)から2024年度福岡共同公文書館企画展「皇室と福岡県」を開催しています。
今回は、当館所蔵の文書の中で「皇室」と「福岡県」の関わりや行幸・行啓・お成りの記録を通して各時代の福岡県の様子を紹介します。
〈明治〉
・福岡県の初代県知事は「有栖川宮熾仁親王」でした。
『本県に於ける有栖川宮熾仁親王(福岡藩知事)御事蹟』1980(昭和55)年度
行政資料(2-1-0006684)
〈大正〉
・皇后陛下は天皇陛下快癒祈願のために香椎宮ほか福岡県内に行啓されました。
『行啓に関する事蹟(行啓に関する書類)』1921(大正10)年度 福岡県公文書(1-1-0021170)
〈昭和〉
・戦前は多くの皇族の方が福岡にお出ましになりました。
『高松宮妃殿下・梨本宮殿下・東伏見大妃殿下御成事蹟(高松宮妃殿下・梨本宮殿下御成事蹟)』
1933(昭和8)年度 福岡県公文書(1-1-0021200)
・戦後、天皇陛下は九州を巡幸されました。
『天皇陛下行幸録』1951(昭和26)年度 行政資料(2-4-0016734)
〈平成〉
・第45回国民体育大会(とびうめ国体)には、天皇・皇后両陛下をはじめ宮様方がお出ましになりました。
『第45回国民体育大会報告書』1990(平成2)年度 行政資料(2-1-0006724)
〈令和〉
・新元号「令和」の典拠は約1300年前に太宰府の地で行われた「梅花の宴」を記した『万葉集」の序文といわれています。
『太宰府市市制施行40周年記念誌』2022(令和4)年度 行政資料(2-4-0021527)
このように、各時代の「皇室」と「福岡県」の文書を展示いています。会期は2024年8月30日(金)~12月15日(日)で、観覧は無料です。皆様の公文書館へのご来館をお待ちしております。
また、Web展示も同時に開催しておりますので、HPをご確認ください。